鹿鹿と書いて、「ろくろく」と読みます。
ろくろくは、「凡庸」「平凡」などといった意味があります。
女性猟師が珍しいということもあり、
特別な目で見られることがありますが、
私たちがしていることは、いたって普通のこと。
山の恵みである野生動物を捕まえる。
いただいた命は決して粗末にせず、
ありがたく食す。
鹿を捕食するオオカミが絶滅したいま、
増えすぎた鹿を獲ることは
森の生態系にとっても、
育てた農作物を荒らされる
地域にとっても必要なこと。
そして、オオカミを祖先にもつ犬にとって、
鹿肉を食べるのもごく自然なこと。
この当たり前の循環を、もういちど生み出すために、
鹿鹿は生まれました。

鹿鹿代表/猟師
公庄美保子